私は小さい頃から、工作があまり得意ではありませんでした。
プラモデルを作るのも苦手でしたし、中学生の頃に技術家庭科ではんだ付けをした時は、自分でも驚くほどひどい出来でした。
男の子には珍しいのかもしれませんが、昔から何かを組み立てたり、分解したりするのは得意ではありません。
そのせいか、今でも忘れられない出来事があります。釣り用のリールを分解して清掃しようと思い立ち、意気揚々とバラし始めたのですが、最後には元に戻らなくなりました。結局、部品を前に途方に暮れた記憶があります。
それ以来、「分解するのはやめておこう」という気持ちがどこかに残っています。完全にトラウマです(笑)。
薬注ポンプのダイヤフラムを交換する
しかし、仕事ではそんなことを言っていられません。
先日、お客様から「薬注ポンプから薬品が送られない」という連絡をいただきました。
薬注ポンプ(定量ポンプ)は、水処理薬品を一定量送り続けるための大切な設備です。ポンプが止まると薬品が入らなくなります。設備を守るための薬品ですから、入らないことが一番問題になります。
原因を調べると、ダイヤフラムの劣化が疑われました。ダイヤフラムというのは、ポンプの中でペコペコと動きながら、薬液を送り出している重要な部品です。
そこで交換作業を行いました。もちろん安全第一です。保護メガネ。手袋。長袖の作業着。薬品を扱う以上、安全対策は欠かせません。
正直なところ、「ちゃんと出来るかな」という気持ちも少しありました。子供の頃から工作が苦手ですから(笑)。
それでも、やってみると意外と交換できるものです。無事に薬液も送られるようになり、お客様にも安心していただけました。
若い頃は、「自分はこういう作業には向いていない」と思っていました。でも長く仕事をしていると、苦手だと思っていたことでも、必要に迫られれば何とかなるものです。
やればできる。
昨日のダイヤフラム交換は、そんなことを改めて思い出させてくれました。もちろん、できればリールの分解は今でもやりたくありませんが(笑)。

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