椿野化工にはテレビCMがあります。
ホームページにも掲載していますし、姫路のケーブルテレビをご覧になった方は、一度は見られたことがあるかもしれません。
実は、このCMのナレーションの内容、構成、そして音楽は私が考えて作りました。もちろん映像制作はプロにお願いしましたが、「こんなCMにしたい」というイメージは自分で考えました。
これが思っていた以上に面白かったんです。自分が考えたものがテレビで流れる。普段は工場へ行き、水処理や薬品の仕事をしていますが、テレビCMを作る機会なんてそうありません。
初めて放送された時は、少し照れくさい気持ちと、
「本当に流れてる!」
という嬉しさがありました。
特にこだわったのは音楽です。仕事は化学ですが、もう一つの顔はミュージシャンです。音楽になると、どうしても妥協したくありません。
ただ、一番苦労したのは時間でした。私はプログレッシブ・ロックが好きで、普段は10分を超えるような曲も作ったりします。長い曲なら、ゆっくり展開を作ることができます。
でもCMは15秒。その短い時間の中で、会社の雰囲気を伝え、印象に残る音楽を作る。15秒で起承転結を付けるのは、本当に難しいと感じました。
そして、音楽好きの方なら気付かれるかもしれませんが、後ろで鳴っている音にも少しこだわっています。プログレ好きとしては外せない楽器、メロトロンです。
実際に使ったのは、昔のテープ式ではなく、現在のデジタル版メロトロンです。King CrimsonやGenesis、Yesなど、プログレッシブ・ロックを代表するバンドが使っていた、あの独特の音色です。
気付く人はほとんどいないと思います(笑)。でも、そういう細かいこだわりも、ものづくりの楽しさなのかもしれません。
仕事でも音楽でも共通しているのは、「細かいところまでこだわること」です。見ている人、聴いている人には伝わらないかもしれない。それでも、自分が納得できるものを作りたい。
そんな気持ちで、この15秒のCMを作りました。


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