社長メモ|硬度指示薬という基本

ボイラ水処理で一番大事なことは何か。いろいろな管理項目がありますが、私自身はまず最初に軟水器の管理だと考えています。

pH管理、ブロー管理、薬注管理。どれも当然大切です。しかし、それらがどれだけしっかりできていても、給水が軟水になっていなければ意味がありません。

硬度分がボイラに入るとどうなるか

硬度分がそのままボイラに入れば、スケールの原因になります。そして一度スケールが付着すると、簡単には取り除けませんし、最悪ボイラがパンクします。

だからこそ、「軟水であること」がすべての前提になります。

硬度指示薬とは ― 確認方法はシンプルです

軟水

その確認に使うのが、硬度指示薬です。

方法は非常にシンプルです。水を採って、試薬を入れる。

  • 青になれば問題なし
  • 赤になれば異常あり

たったそれだけのことですが、この確認ができているかどうかで、ボイラの状態は大きく変わります。

「基本」が抜けてしまう現場

現場で見ていると、この「基本」が抜けてしまうことがあります。

忙しい。大丈夫だろう。昨日は問題なかった。

そういった感覚の積み重ねで、確認が後回しになる。そして気づいたときには、軟水器のトラブルで硬度がそのまま流入していた、というケースも珍しくありません。

毎日確認することに意味がある

軟水器は機械です。必ず不具合は起こります。だからこそ、毎日確認することに意味があります

難しいことではありません。特別な知識もいりません。それでも、この一手間を続けるかどうかで、結果は大きく変わります。

本当に大事なのは、基本の積み重ね

水処理というと、どうしても薬品や分析値に目が向きがちですが、本当に大事なのは、こうした基本の積み重ねだと思います。

硬度指示薬は、派手な道具ではありません。しかし、ボイラを守るための最前線にある確認手段です。

基本を外さないこと。それが一番の水処理だと感じています。

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